食べる!SSL!を読んだ

Kindle Unlimited対象です。

仕事でSSL/TLSを扱うものの、体系的な知識を持ち合わせていないため入門書を探して通しで読んでみました。

 

SSLの仕組みと理屈、証明書発行のプロセス、実際の配置設定、自己発行証明書とパブリック証明書の違いなど、仕事で深く触れる前に知っておきたかったことが詰まっていました。

 

2014年発行で少し古めですが、2017年に改稿されています。使用を止めたハッシュ関数等の状況が今日と異なりますが、基本的な部分は変わらないため十分読む価値があると思いました。

 

できれば、中間証明書の深堀りや、クライアント認証に関する説明や実装例を見たかったですが、本書はサーバ証明書を配置する。までがゴールに位置付けられているようなので、そこまでは掘り下げていないようです。

 

クライアント証明書を一般向けに提供するサービスが、金融や政府関連だったりするので、ここは致し方なさそうです。